●鳩の森愛の詩あすなろ保育園

分野

(対象種別)

運営主体  所在地 使用評価項目

報告書作成日

保育 

(認可保育所)

(社福)はとの会

横浜市泉区  横浜市版 2015年3月31日
 
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公表用評価結果報告書【鳩の森愛の詩あすなろ保育園】.pdf
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報告書より抜粋:総合評価


 【施設の概要】

 

鳩の森愛の詩あすなろ保育園は、相鉄いずみ野線「弥生台」駅から徒歩約3分、小高い丘の上にあります。2002年(平成14年)4月、社会福祉法人はとの会により開設されました。その後、2013年(平成25年)4月、分園「ちいさなおうち」が、本園と「弥生台」駅とのほぼ中間地点に開設されています。

定員は、本園・分園を合わせて118名(産休明け~5歳児)、開園時間は、平日7時から20時、土曜日7時から18時です。分園は、0歳児クラスの半分と1歳児クラス、本園は、0歳児クラスの半分と、25歳児の各クラスとなっています。

本園は、2階建てで、保育室(7室)、厨房、事務室、フレッシュルーム、職員休憩室などがあり、園庭は木に囲まれ、斜面を利用して、階段・吊り橋・登り棒・一本橋などの遊具があります。分園は平屋建てで、保育室(3室)、厨房、事務室、子育て支援室(ホール)などがあります。

保育理念は、「鳩の森は、子どもたちを真ん中に、保育者と父母が手をつなぎ合い、支え合い、成長しあうことを“共育て、共育ち”と呼んで、日々の暮らしを原点とします」とし、保育目標を、「お互いを認め合う仲間となろう」「しなやかな身体をつくろう」「感性を豊かにしよう」「共育て共育ちの喜びを大きくしていこう」としています。

なお、社会福祉法人はとの会は、当園のほかに、泉区・瀬谷区で認可保育園を3園、キッズクラブ(学童保育施設)を2か所運営していて、法人共通の保育理念・保育目標を踏まえて、職員の心がまえを「鳩の森愛の詩憲章」としてまとめています。

  

 

●特長・優れている点

  

1】子どもたちは、元気に、さまざまな経験を積みながら、園生活を過ごしています

 

天気の良い日は、園庭や散歩の戸外活動があり、子どもたちは思いっきり身体を動かしています。散歩は、子どもたちの年齢や発達過程に合わせ、適切な距離としています。散歩先の公園では、かけっこ・リレー・ブランコ・すべり台・砂場遊びなどのほか、山登りや木登りなど、それぞれ好きなことに熱中しています。保育士は、「待つ」姿勢を大切にしながら、危険のないように見守っています。必要に応じて、遊び方のアドバイスをしたり、保育者自身が子どもと一緒の遊びに入ることで、集団遊びに入ることができない子どもが自然に仲間に入るきっかけをつくったりしています。また、近隣の「市民の森」に出かけ、菜の花やつくし、どんぐりなど、季節の草花や木の実に触れたり、せせらぎで、ホタル、カワニナ、カエルなどを見たりして楽しんでいます。

室内活動では、一人で落ち着いて絵本を読んだり、数人でブロックや積み木、ままごと遊びをしたりする時間と、製作・絵描き・歌・太鼓・荒馬踊りをしたりする時間を、保育者は子どもたちの様子を見ながらバランス良く配分しています。また、食育として、年齢や発達過程に合わせ、食器の並べ方の指導、献立の説明、トウモロコシの皮むきなど食材に触れる体験等を行っているほか、毎月のクッキングの時間を設け、よもぎ団子、パン、梅ジュース、月見まんじゅう、味噌づくりなどに取り組んでいます。

異年齢の子どもが一緒に過ごす時間も多くとっています。特に345歳児は、年間の大半を縦割りのクラス編成とし、さらにそれぞれのクラスの中で、34人ずつの「家族」グループをつくっています。年上の子どもは、お兄さん・お姉さんの役割を果たし、例えば散歩のとき、歩道上でも年上の子どもが必ず車道側を歩くなどの習慣を身につけています。

子どもたちは、元気に遊びながら、さまざまな経験を積んでいます。

  

 

2】職員の研修が充実しています

  

横浜市などが行う外部研修や、運営法人や園が行う内部研修に多くの職員が参加しています。特に内部研修は充実していて、同法人が運営する4保育園の全職員を対象として、泊まりがけで行う保育運営方針学習会のほか、子どもの権利条約・個人情報保護法・危機管理・荒馬踊り等の講習会があります。また、新人職員・中堅職員などを対象とした階層別研修もあります。さらに、有志による勉強会「臨床心理士との勉強会(ミントの会)」「保育実践研究・報告会(ETの会)」「俺たち鳩の森保育研究会」があります。

さまざまな研修で得た知識・技術、実践事例などを踏まえて、職員一人一人が、子どもたちが楽しく過ごせるよう、日々取り組んでいます。

  

 

3】子育て支援・地域との交流に力を入れています

  

地域への子育て支援として、一時保育・交流保育・園庭開放・育児相談・子育て学習会などを行っています。また、月2回「あそぼう会」を近隣の公園や園庭で実施し、親子参加型の運動遊び・お話し会・「作って遊ぼう」・おいも掘り・焼きいもパーティなどを行っています。これには、園の乳児クラスの子どもたちが参加し、地域の親子と交流することもあります。

また、地域の高齢者と5歳児クラスの子どもたちが交流する「いきいきあすなろ」を開催し、童謡・かるた遊び・七夕まつり・お手玉・言葉遊びなどを行っています。さらに、子どもたちが地域の作業所を訪れて障がいのある人々と交流したり、小規模多機能型居宅介護施設に七夕飾りを持って行き、お年寄りと交流したりしています。

  

 

●独自に取り組んでいる点

  

1】卒園児一人一人に「卒園のうた」を贈っています

 

卒園に際し、一人一人の子どもに対し「卒園のうた」をつくり、贈っています。入園以来の園生活の様子やエピソードに基づいて全職員がかかわって作詞し、外部の作曲家に曲をつけてもらっています。全園児が、日々の保育の中で練習を重ね、卒園式で歌います。職員や保護者なども一緒に歌い、卒園を祝います。

  

 

2】園と「父母の会」が委員会を組織し、協同して活動しています

  

「共育て、共育ち」という保育理念を、具体的に実行する組織として、園と「父母の会」が一緒となって各種実行委員会(「バザー実行委員会」「運動会実行委員会」「おたより実行委員会」「環境整備実行委員会」「合唱団実行委員会」)を設置しています。例えば、「おたより実行委員会」では、月1回発行する「おたより」の企画・原稿依頼・編集など、「運動会実行員会」では、10月の運動会と3月の卒園式の運営と準備などを、職員と保護者が協同して行っています。

 

 

●改善や工夫が望まれる点

 

職員の自己啓発の取り組みへの支援

  

毎年度はじめの職員会議で、一人一人の職員が、今年の自己目標・抱負などを表明し、年度末には、取り組みの結果を発表しています。これに対する評価としては、園長・主任がコメントを述べるだけに留まっていますので、実践の達成度を、保育技術や専門知識習得などの観点から評価するような仕組みが望まれます。それにより、次年度の目標設定が、前年度の評価・反省を踏まえたものとなり、より効果的な自己啓発の取り組みになると考えられます。また、人材育成計画の中に、経験・能力や習熟度に応じた役割・専門的知識・技術レベルなどを明文化すると、職員が自己目標を設定するときの目安ともなり、やる気を起こさせ、モチベーションの維持につながることが考えられます。

  

 

●今後の取り組みが期待される点

  

マニュアルや文書管理の工夫

 

各種業務マニュアルが整備されていますが、制定日や、見直し・改訂の年月日が記載されていないものが見受けられます。また、2つのマニュアルが同じファイルに綴じられていて、どちらが現時点で最新のものであるかが分からないケースもあります。マニュアルの管理方法や見直しの頻度などを検討することが期待されます。

また、マニュアルの内容と、規程類や保護者へ配布する書類などの記述に、食い違いがある例が見られます。マニュアルや規程類の内容を総合的にチェックし、矛盾がないようにすることが期待されます。

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