●白峰保育園

分野

(対象種別)

運営主体  所在地 使用評価項目

報告書作成日

保育 

(認可保育所)

(社福)白峰会 

横浜市港南区  横浜市版 2017年3月1日
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公表用評価結果報告書【白峰保育園】.pdf
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報告書より抜粋:総合評価


【施設の概要】


 白峰保育園はJR京浜東北根岸線の港南台駅から歩いて10分ほどの、横浜医療福祉センター港南、県立明朋高校などが並ぶ一角にあります。近くには、関連の学校法人の横浜女子短期大学があります。周辺には自然が豊かな公園が複数あり、子どもたちの散歩コースとなっています。
 白峰保育園は、平成26年(2014年)4月に開園しました。運営法人は社会福祉法人白峰会です。運営法人は、創立116年の歴史があり、横浜市内で2園保育園を運営するほか、市内で児童養護施設を1か所運営しています。
 鉄筋コンクリート造り2階建ての園舎は明るく広々としていて、随所に運営法人が蓄積してきたノウハウが活かされています。シンボルツリーが植えられた園庭のほか、2階にテラスがあり、夏には子どもたちがプール遊びを楽しんでいます。
 定員は90人(産休明け~5歳児)、開園時間は、平日(月曜日~金曜日)は7時~20時、土曜日は7時~17時です。
 保育理念は、「子どもは わたしたちの たからです。たえず おとなに よろこびと のぞみと ひかりをあたえてくれます。わたくしたちは まごころをもって ひび よく そだてましょう。」(創立者 平野 恒)、保育方針として「キリスト教の精神に基づき子ども一人ひとりを大切にし、保護者、地域から信頼される保育所を目指します」、保育目標として「健康な身体で明るく元気な子ども」「意欲を持ち自分で考え行動できる子ども」「感謝の気持ちと思いやりの心を持つ素直でやさしい子ども」を掲げています。

 


●特長・優れている点

 

【1】保育士に優しく気持ちを受け止めてもらい、子どもたちは落着いて毎日を過ごしています

 

 園は、子ども一人一人の思いに寄り添い、共感することを大切に保育にあたっています。保育士は、子どもに優しく話しかけ、子どもの言葉や表情、仕草、反応などから子どもの思いを読み取っています。
 乳児は、仕切りやマット等を用いて保育室を仕切り、子どもの状況に合わせて個別や小集団で活動しています。0歳児は主活動、生活ともに小グループで活動しています。1歳児は、遊びはクラスですが、食事やトイレなど生活面はグループ担任とともに動いています。保育士との個別の関わりの中、子どもたちは保育士にたくさんスキンシップをとってもらい、甘えを受け止めてもらっていて、安心して毎日を送っています。
 保育士は、子どもの声を聞いて、散歩先の公園を決めたり、遊びや活動に取り入れるなど、子どもが主体的に活動できるように柔軟に計画を変更しています。製作などは期間に余裕を持たせ、小グループの中で、個別にじっくりと関わるようにしています。自由に好きな遊びをする時間もたっぷりあり、子どもたちは好きなコーナーに分かれて、1人で集中して遊んだり、2~3人、4~5人でおしゃべりしながらパズルや絵本、電車で遊んだりと、思い思いに楽しんでいます。
 また、身体を動かす、植物や動物を観察する、図書館で本を読むなど、子どもの状況や目的に合わせて近隣の公園や女子短期大学の図書館などに散歩に出かけています。散歩先での子どもたちは、友だちと元気に追いかけっこをしたり、山の斜面を上り下りして探検ごっこをしたり、友だちと凧揚げをしてどこまで高くあげられるかを競うなどして、元気いっぱいに遊んでいます。ドッジボールなどルール性のある遊びをすることもあります。保育士は子どもの様子を見守り、個々の子どものやりたい気持ちを大切に聞き取り、遊び方のアドバイスをし、集団遊びにつなげられるように働きかけています。
 このように、子どもたちは保育士に優しく気持ちを受け止めてもらい、落着いて園生活を楽しんでいます。

 


【2】保育士は理念を共有し、連携して保育にあたっています

 

 開園からの3年間、運営法人の保育園2園から異動してきた職員に新規採用の保育士が加わり、新しい保育園作りを行ってきました。保育士は皆、運営法人の創立者の言葉である保育理念を共有しているとはいえ、細かな保育の方法など、様々な摺合せが必要でした。園長を始め、職員は会議や園内研修を通してそれぞれの保育の方法が理念や方針に沿っているか話し合いを重ね、園としての方向性を統一してきました。
 保育士は、自己チェックや自己評価などを通して自身の保育が理念や方針に沿っているかについて常に振り返るとともに、年間指導計画や月案の作成時にも理念や方針、保育課程に基づいて振り返りをしています。
 研修にも力を入れていて、保育士は白峰学園保育センターを始めとして横浜市などの研修に積極的に参加し、研鑽を重ね、保育技術のさらなる向上を目指しています。研修に参加した職員は研修報告書を提出し、職員間で共有しています。
 このような取り組みを通して、保育士は目指す方向性を共有し、連携して保育にあたっています。

 


【3】子育て支援担当の保育士を配置し、地域の子育て支援に取り組んでいます

 

 園は、地域に根ざした保育園をめざし、子育て支援担当の保育士を配置し、地域の子育て支援に取り組んでいます。地域の子育て支援としては、一時保育、交流保育、育児相談などを実施しています。一時保育は月曜日から金曜日まで、1日10名(各年齢2名)までを目安に、クラスで受け入れています。子育て支援事業として「保育園にあそびに来ませんか」を企画し、運動遊びやクリスマスリース作り、プール開放などを行っていて、毎回参加者があり、定着しています。運動遊びなどには園児も参加し、交流しています。参加した保護者の育児相談にも応じています。
 地域との交流も盛んで、港南台子育て連絡会主催の七夕まつりや焼き芋大会などに子どもたちが参加しています。また、女子短期大学の図書館や体育館、グラウンドを利用したり、花の日や感謝祭に地域の交番や消防署、高校、病院、短大などに子どもたちがお礼に回ったりして交流しています。
 向かいの県立明朋高校とは避難訓練を合同で実施するほか、高校生が読み聞かせや楽器演奏をしたりし、交流しています。今後は、高校生との交流を定期的なボランティア活動に発展させ次世代育成の取り組みとするなど、園の取り組みをさらに進め、深めていくことが期待されます。
 


●今後の取り組みが期待される点

 

3年間の実践を踏まえ、人材育成計画や中長期計画などの文書化を図られることが望まれます

 

 開園からの3年間、園長を始めとして職員は、園の地盤作りに向けて取り組んできました。保育士は、自己の課題だけでなく、クラスや園についても自己評価をして課題を明らかにし、自己評価で明らかになった課題は職員会議等で改善に向けて取り組んでいます。ただし、その結果を園の自己評価としてまとめて課題を抽出し、園の運営に反映することは今後の課題となっています。
 今後は、保育士の自己評価を基に園としての自己評価を行うとともに、3年間の総括を活かして、中長期的な計画を作成されることが期待されます。また、長期的な視点に立った人材育成計画の作成や、職員が自分で確認できるよう職員の経験や習熟度に応じた期待水準の明文化など、文書化の取り組みをなされることが期待されます。

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