●横浜文化保育園

分野

(対象種別)

運営主体  所在地 使用評価項目

報告書作成日

(評価運営委員会開催日)

保育 

(認可保育所)

(社福)愛育会

横浜市泉区  横浜市版 2014年8月18日
 
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公表用評価結果報告書【横浜文化保育園】.pdf
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報告書より抜粋:総合評価

  

【施設の概要】

 

横浜文化保育園は相鉄いずみ野線「いずみ野」駅からバスで7分「ひなた山第一」バス停から歩いて1分ほどのところにあります。園は豊かな自然に囲まれ、近隣には森や畑、果樹園が広がっています。

横浜文化保育園は、昭和54年(1979年)4月に社会福祉法人愛育会によって開設されました。近くには系列法人の幼稚園があります。

敷地は670坪(2,211㎡)と広く、2003年に改築した2階建ての園舎の保育室はすベてベランダやテラスに面しており、全面ガラス扉で陽光が十分取り入れられる構造となっています。広い園庭には、乳児用、幼児用それぞれのアスレチックがあり、夏には2階のベランダで子どもたちがプールを楽しんでいます。

定員は150名(0歳児~5歳児)、開園時間は平日は715分~1845分、土曜日は715分~1515分です。

保育理念は「のびのびとすくすくと育ちゆくその子らしさの芽を見守る保育」を掲げ、「自分で考え行動できる子」「自分を抑え相手を思いやれる子」の育成を目標としています。

 

 

●特長・優れている点

 

1】子どもたちはのびのびと自分を表現し、園生活を楽しんでいます

 

  恵まれた自然環境の中、子どもたちは、保育士に優しく見守られのびのびと毎日を過ごしています

 乳児は、保育士にたくさん話しかけられ、スキンシップをたくさんとってもらっていて、落ち着いています。保育士の声かけに、子どもたちは笑顔で視線を合わせていて保育士との信頼関係ができています。

保育士は子どもが何かできると拍手をして褒め、子どものやる気を引き出しています。乳児のときから生活の切り替え時には歌を歌い、きちんとあいさつをし、けじめのある生活の流れが身につくよう働きかけています。このような働きかけの結果、幼児になると生活の流れを身につけ、保育士の指示がなくとも自分たちで主体的に動くことができています。

遊びの場面での子どもたちはとても元気で、保育室でゲームやお絵かき、ごっこ遊び等をしたり、広い園庭を思いっきり走り回ったりしています。自分たちでルールを作ってグループで遊ぶなど、友だちとのかかわりもあります。けんかの場面では、45歳児になると自分たちで話し合って解決することもできます。

 保育士にたくさん話を聞いてもらっていることもあり、子どもたちはみんな、自分のことをたくさん話すことができます。朝や夕方、食事の前等には、子どもたちは大きな声で全身を揺らして歌っています。また、製作の場面で自分の思いを画用紙いっぱいに自由な色使いで描いたり、リトミックで全身を使って自分を表現したりし、自分らしさをのびのびと表現しています。

 保育理念「のびのびとすくすくと育ちゆくその子らしさの芽を見守る保育」が実践されていることがうかがえます。

 

 

2】保育士は優しく子どもを受け止め、子どもとの信頼関係を築いています

 

保育士は「一人一人の子どもとの関わりを大切にする」の姿勢に立ち、子どもとの信頼関係を築いています。

毎朝の朝礼時に保育士は保育理念を唱和しています。また、保育資料「よりよい保育をめざして」に園の目指す保育がどのようなものであるか事例を挙げて明記し、非常勤を含む全職員に配布するとともに、職員会議や研修でも話し合い、理念の浸透を図っています。

保育士は、子ども一人一人を見守り、その思いをくみ取り、子どものすべてを受け入れています。子どもからの働きかけや声かけにはきちんと応じ、しかるときにも、危険がない限りは一方的に注意するのではなく、まずは子どもの言い分を受け止めてから子どもに分かるようにやさしく諭しています。このようにして築いた子どもとの信頼関係の中で、子どもの様子を見守り個々の子どもの興味や課題、思いなどを丁寧に把握し、保育に反映しています。

 

 

3】保護者とのコミュニケーションに努めています

 

 朝夕の送迎時には保育士は保護者とのコミュニケーションに努めています。個々の子どもの長所や楽しいエピソード、その時々の言葉等を具体的に保護者に伝えることで保護者との会話を引き出しています。和やかな雰囲気を作り出した後で、保育士は家庭での子どもの様子や体調などを丁寧に聞きます。保護者との会話で気になることがあったときには、担任だけでなく必要に応じて園長や副園長、主任が個別に相談に乗る機会を作るなど、保護者が安心して子育てに取り組めるように支援する体制となっています。

 ただし、保護者アンケートでは、園が大切にしている方針への理解が必ずしも浸透しているとはいえない面も見受けられます。保護者の理解を深めるためにも、園の取り組みの根拠となる保育理念や保育課程について、年度始めの懇談会等で口頭で分かりやすく説明する機会を設けるとともに、行事等の際に保護者アンケートを行うなど幅広い保護者の意見を聞き、保護者に保育理念が理解されているかを確認するなどの工夫が必要かと思われます。

 

 

●独自に取り組んでいる点

 

子どもがさまざまな体験を積めるよう工夫しています。

 

 園では、子どもがさまざまな体験を通して自分をコントロールする力や表現力を身につけられるよう、スポーツクラブの専任講師による体操指導、リトミック専任講師によるリトミック、音楽指導、系列法人の幼稚園の温水プールでの水泳指導員によるプール遊びなど、外部講師の話を聞きながらみんなで活動する機会を設けています。 

 また、広い園庭は森や畑、果樹園に囲まれていて、季節の移り変わりや季節の木や花、虫などと触れ合うことができます。このように恵まれた環境を生かし、園は子どもの体力をつけるだけでなく、豊かな自然との触れ合いの中で、子どもの想像力を伸ばし、豊かな感性と科学する眼を養えるよう働きかけています。

 

 

●今後の取り組みが期待される点

 

1】地域とのさらなる交流

 

周辺の交通量の多さに加え、園庭が広く豊かな自然に触れ合えることもあり、子どもたちが地域と触れ合う機会が少なくなっています。子どもが地域を知り、人々の生活の営みに触れ社会性を培えるよう、園外保育等の機会を工夫し、年齢や発達に合った地域との触れ合いの機会を設けることが期待されます。 

また、保育園には地域の子育て家庭支援の役割もあります。一時保育や園庭開放のみでなく、幅広く地域のニーズを把握・分析し、地域の特性を生かした育児講座等で園の特色や園が培ったノウハウを地域の子育て家庭にも還元するためのさらなる工夫が期待されます。

 

 

2】職員の意欲ややりがいを引き出すための体系的・組織的な取り組み

 

 職員の自己研さんへの意欲は強く、外部研修、内部研修が頻繁に行われていますが、園としての体系的な研修計画が作成されていません。全体の研修計画を策定する中で、個々の職員の研修計画も作っていくことが望まれます。

 また、職員の職務分担表は作成されていますが、経験・能力や習熟度に応じた役割の期待水準は明文化されていません。今後は、経験や能力に応じた業務・技術の期待水準を定め、個々の職員の目標を示し、それにより、職員のやりがいを引き出すことが求められます。さらに、個別面談等で職員から満足度や要望、園の運営に関する改善点などを聞き、職員の満足度と業務改善への意欲を高めていくことも期待されます。

 

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