●南平間保育園

分野

(対象種別)

運営主体  所在地 使用評価項目

報告書作成日

保育 

(認可保育所)

(株)サクセス

アカデミー 

川崎市中原区  川崎市版 2016年11月1日
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公表用評価結果報告書【南平間保育園】.pdf
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報告書より抜粋:総合評価


【施設の概要】

 

 南平間保育園は、JR南武線の鹿島田駅から徒歩10分ほど歩いた所にあり、幹線道路から奥まった静かな住宅地の一角に位置しています。園から少し歩くと多摩川や公園が複数あり、自然環境に恵まれています。園舎は鉄筋コンクリート2階建で、手入れは行き届いています。1階は3~5歳児、2階は0~2歳児の保育室になっていて、日当たりが良く、園庭は広くプールもあり、子どもたちは毎日元気に遊んでいます。
 南平間保育園は、昭和44年6月に開所し、平成21年まで川崎市立保育園として運営され、同年4月からは公設民営の指定管理施設として株式会社サクセスアカデミーによって運営されています。指定管理施設となった時に園舎の大幅なリフォームが行われ新園舎も建設されました。定員は120名(0歳児~5歳児)で、開園日は月曜日から土曜日で、開園時間は平日が7:00から20:00、土曜日も7:00から20:00です。
 保育理念は「のびやかに育て だいちの芽」、保育目標は「自然を愛し、心身ともに健やかな子ども」「自分で考え行動し、意欲と根気のある子ども」「『仲間』と関わり、人を思いやれる子ども」「自己を表現できる子ども」です。

 


●特によいと思う点

 

【1】子どもの気持ちに沿った活動や、子どもの体験が広がる活動を取り入れ、 保育園生活が豊かになる  

    ような工夫をしています

 

 日常の保育の中では、子どもの意見や発案を肯定的に受け止め、神輿作りの際にテーマやデザインを子どもたちで決め、子どもたちが自分のできる作業に取り組むなど、子ども同士で決めながら進めて行けるような場を設けています。保育士は常に子どもたちの興味にアンテナを立て、子どもの気持ちに沿えるような立案や柔軟な予定変更をしています。異年齢児保育においても、子どもの心の育ちをねらいとした、3、4、5歳児の3人で構成される「きょうだいグループ」活動を取り入れて遠足などを行い、子どもの体験が広がる工夫をしています。

 


【2】職員が保育園での子どもの様子や保護者への気遣いを言葉で伝えることで、保護者との信頼関係を築

    いています

 

 子どもの保育園での様子は、職員が保護者に言葉で伝えることを大切にし、会話のキャッチボールを心がけています。連絡帳や園内に貼り出してある保育記録だけでなく、登降園時には、園での子どもの様子、子どもの成長や出来事などを伝えています。また、職員は子どものことだけでなく、保護者にも「おかわりないですか」などの気遣いの言葉をかけることで、保護者との距離が縮まり、相談、意見、要望など保護者が伝えやすい雰囲気を作るよう努めています。

 


【3】園長のリーダーシップにより、子どもに寄りそった保育について職員会議で話し合い、理念に沿った

    保育の質向上に取り組んでいます

 

 園長は子どもの最善の利益を尊重した保育実践のため、「子ども達にとっての保育園」「保護者にとっての保育園」「職員にとっての保育園」という文書をつくり、子どもや保護者に向き合い、寄りそった保育について職員会議で話し合い、保育の質の向上に取り組んでいます。また「子どもの人権擁護に関して考える」研修を継続して行い、ケーススタディや保育士の日頃の気づきを出し合うなど、理念に沿った保育を日常保育の中でどのように行ったらいいのかについて、職員で話し合うなど、理念実現にむけ、リーダーシップを発揮しています。

 


●さらなる改善が望まれる点

 

【1】事業計画や事業報告の作成過程に職員がかかわることで、職員が課題に主体的に取り組めるようにす

    ることが望まれます

 

 事業計画は、毎年、前年度の事業報告、把握している事業環境や地域の保育ニーズ、指導計画の反省、保護者からの意見、職員の意見をもとに、園長が策定し、保育に関わる内容は職員会議で周知しています。今は園長主導で事業計画を策定していますが、経営層と職員が一体感をもって園運営をすすめられるよう、事業計画や毎年度の事業のまとめである事業報告に関して、職員と意見交換する場を設けるなど、職員が当事者意識を持ち課題に主体的に取り組めるようにすることが望まれます。

 

 

【2】理念の立場の保育が実践されるよう、個々の職員の保育技術向上に向けた取り組みが望まれます

 

 

 園長は理念に沿った保育が実践されるようにするため、例えば、子どもには適切な声の大きさ、トーンで話しかけること、子どもの言葉に耳を傾けることについて、職員全体で話し合い、保育に生かされるように取り組んでいます。しかし、園全体として十分には浸透していないため、園長は子どもとの関わり方の研さんがさらに必要と考えています。今年度は職員会議で「人権」についての研修や話し合いをすすめていますが、これを継続しつつ、OJTや職員相互に声をかけあうことなど、個々の職員の保育技術向上に向けた取り組みが望まれます。

 

 

【3】マニュアル類の見直しの手続きについて、さらに明確化することが期待されます

 

 理念、安全・健康、保育のあり方、食事、保護者との関わりなど、詳細な内容の、運営法人作成の「保育ガイド」があり、園マニュアルとして位置づけています。「行事マニュアル」「登降園記録用カードマニュアル」など園の独自のマニュアルも作成しています。「保育ガイド」は運営法人で毎年定期に見直しをし、「行事マニュアル」も年1回見直しています。しかし、園マニュアルのいくつかについては見直し手続きは必ずしも明確ではありません。現場の運用を反映させよう、マニュアルの見直し手続きをさらに明確化することが期待されます。

 

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