●ピッピ保育園

分野

(対象種別)

運営主体  所在地 使用評価項目

報告書作成日

保育 

(認可保育所)

(特活)ピッピ・

親子サポートネット

横浜市青葉区  横浜市版 2015年10月28日
 
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公表用評価結果報告書【ピッピ保育園】.pdf
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報告書より抜粋:総合評価

 

【施設の概要】

 

ピッピ保育園は、東急田園都市線「市が尾」駅から徒歩約10分のところにあります。保育園の周辺は閑静な住宅街で、東京都内への勤め人が多く住む地域です。

ピッピ保育園は、NPO法人ピッピ・親子サポートネットが運営する保育園で、20054月に開設されました。同法人は他に認可保育所1園、小規模保育事業2か所、乳幼児一時預かり事業1か所など未就学児向けの事業をはじめ、学齢期の子どもや障がい児向けの事業、介護事業などを展開しています。

建物は築10年の木造2階建てで、保育園は1階、2階は認知症高齢者グループホームになっています。保育園の定員は30名の小規模園です。また一時保育を毎日15名まで、年間で3,000名以上受け入れています。園庭は土地の制約があり狭いのですが、砂場もあり、プランターを並べて植物や夏野菜をつくっています。中でも木製の壁でところどころに四角い穴が開いているパーゴラは人気があり、子どもたちは穴に手と足をかけ元気に登って遊んでいます。

開所時間は月曜日から金曜日は730分から20時、土曜日は730分から1530分で、一時保育は730分から1830分です。

保育目標は「ひとつの家族のように たすけ合い 育ちあう」という全体の目標のもとに「心あたたまる場所」「みんなが先生」「考えてみよう、やってみよう」「ちがうってステキ」「自然はともだち」「地域とともに」を掲げています。

 

 

●特長・優れている点

 

1】家庭的な雰囲気の中で、子どもたちは異年齢の子どもとかかわりながら成長しています

 

0・1歳児と2~5歳児でそれぞれ保育室を共有し、0・1歳、2歳、3・4・5歳のクラスに分かれて活動しています。子どもたちは多くの時間を異年齢の子どもと一緒に過ごしています。3歳児が4、5歳児の様子を見て新しい遊びを始めたり、5歳児が2歳児に声をかけるなど、自然な異年齢交流が見られました。

保育士は穏やかな態度と声で、園内でも散歩先の公園でも連携しながら子どもたちを見守っています。また活動を時間が来たからといって区切るのではなく、子どもの様子を見ながら声かけをして、無理なく次の活動に移行できるようにしています。

お誕生会をそれぞれの子どものお誕生日にみんなで祝うなど、大きな家庭のような雰囲気の中で子どもたちは成長しています。

 

 

2】子どもたちの思いを大切にした保育士の援助で、子どもたちは意欲的に活動しています

 

 自由遊びの時間は保育室を45か所のコーナーに分け、子どもたちは好きな場所で遊んでいます。部屋の真ん中にある柱に何度も登る子どもや、空き箱で「楽器」を作る子ども、保育士と一緒に病院ごっこやブロック遊びをする子どもなど、それぞれ自分のやりたい遊びを見つけて熱中し、友だちから遊び方を習っている子どももいます。

また3~5歳児は毎月市民の森へ行き、自然に親しみながら遊んでいます。木にロープをかけてブランコにしたり草滑りをしたりしてのんびり遊びを楽しむとともに、遠くまで行きたい子どもは別グループになり、子どもたちの希望に合わせた活動をしています。

「考えてみよう、やってみよう」「みんなが先生」との園の方針のもと、保育士が子どもたちのやりたいことを助けたり、子どもたち一人一人の思いや発見を大切にする姿が見られました。そうした環境から、子どもたちが発案して「お楽しみ会」を開くことになりました。子どもたちはチラシを書いて貼り、参加券や参加賞を作り、手作りの「楽器」を作成するなど、意欲的に活動しています。

 

 

3】一時保育や保護者の居場所づくりなど、地域の子育て家庭支援を積極的に行っています

 

 開園当初から一時保育の重要性を認識し、定員15名の一時保育を月曜日から土曜日まで行っていて、年間延べ3000人以上の利用があります。今年度から担当保育士を1名増員し、利用しやすいように電話予約の時間帯を変更し、料金を2時間単位から1時間単位にしています。子どもたちは一時保育の保育室で遊ぶほか、在園児とも交流して過ごしていています。アレルギーや障がいのある子どもも受け入れて、区役所の保健師から依頼があることもあります。

また、毎週園の近くの場所で1歳くらいまでの子どもと保護者のための居場所づくりを行い、保育士が相談を受けるともに保護者同士の交流や情報交換も図られ、保護者の子育てへの不安を軽減する場となっています。ほかにも地域の子育て中の家庭の誰でもが参加できる園開放・交流保育を毎月行い、年3回以上育児講座を行っています。さらに来所による育児相談を毎週行うとともに電話相談を随時受け付け、難しいケースには他機関とカンファレンスを開いて対応を検討しています。このようにさまざまな育児支援事業を積極的に行い、地域の助けとなる施設になっています。

 

 

●今後の取り組みが期待される点

 

1】個人目標の達成度の評価など、さらなる人材育成の仕組みづくり

 

1回、園長・主任が全職員と面接し、年度の個人目標を確認し、アドバイスや頑張ってほしい点を伝えていますが、達成度の評価は行っていません。理念や保育方針の達成に向けた職員の取り組み目標の達成度を評価することは、次年度の課題をより明確化することで、保育園の理念や方針に適合した職員育成につながるため、評価基準の設定とそれにもとづく達成度の評価が期待されます。

また園では、職員の経験・能力や習熟度に応じた役割について、市の作成した「人材育成ビジョン」を参考にしていますが、園としては期待水準を明文化していません。こういった目安となる目標を明示することなどにより、職員のさらなるスキル向上につながることが期待されます。

 

 

2】園情報の積極的な発信

 

園では一人一人の子どもの気持ちや発想を大切にし、一人一人のペースにあった保育が行われ、子どもたちはのびのびと過ごしています。また一時保育に積極的に取り組むなど、地域子育て支援の活動を旺盛に行っています。このような園の取り組みを、園だよりや保育所のホームページへ掲載するなど、園情報の積極的な発信が期待されます。

また、市の「保育所の自己評価」の見本をもとに、自己評価の基準を作成し、昨年度初めて園としての自己評価を行いましたが、こういった自己評価結果の公表も望まれます。

 

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