●にじいろ保育園洋光台

分野

(対象種別)

運営主体  所在地 使用評価項目

報告書作成日

保育 

(認可保育所)

(株)サクセス

アカデミー 

横浜市磯子区  横浜市版 2016年1月28日
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公表用評価結果報告書【にじいろ保育園洋光台】.pdf
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報告書より抜粋:総合評価

 

【施設の概要】


 にじいろ保育園洋光台はJR京浜東北・根岸線「洋光台」駅から歩いて8分ほどの、落ち着いた住宅街の中にあります。園の周辺は自然が豊かで、近くには広々とした公園が複数あります。
 にじいろ保育園洋光台は2013年(平成25年)4月に株式会社サクセスアカデミーによって設立されました。運営法人は保育園・学童クラブ・児童館の運営、病院・事業所・大学内の保育委託サービス、保育施設運営のコンサルティングサービスなどを、首都圏を中心に幅広く展開しています。
 鉄骨造り2階建ての園舎は日当たりが良く広々としています。園庭は広く、子どもたちがかけっこやドッジボール、泥遊びや水遊びを楽しむことができます。園の内・外にはたくさんの季節の花が飾られていて、子どもたちや保護者だけでなく道行く地域の人たちの目を楽しませています。
 定員は70名(0歳児~5歳児)、開園時間は、平日は7時~20時、土曜日は7時~18時です。
 保育理念は「のびやかに育て だいちの芽」、保育目標は「自然を愛し、心身ともに健やかな子ども」「自分で考え行動し、意欲と根気のある子ども」「『仲間』と関わり、人を思いやれる子ども」「自己を表現できる子ども」です。

 


●特長・優れている点

 

【1】保育士に優しく受け止められ、子どもたちは園生活を楽しんでいます


 保育士は子どもの気持ちに寄り添い、子どもの考えや思いを受け止めるように努めています。乳児は主担当保育士を決めて一人一人の子どもと丁寧にかかわり、子どもと愛着と依存の関係を築けるようにしています。保育士は、子どもの行動や発言を優しく受け止めて気持ちを引き出せるような声かけをし、子どもが自分の気持ちを素直に表現できるよう働きかけています。子どもの希望に沿うことが難しい場合にもすぐに否定するのではなく、分かりやすい言葉で理由を説明し子どもが納得できるようにしています。また、子どもが落ち着かない場面では、それぞれの子どもに合わせた環境設定を工夫し、一人一人の子どもが好きな活動に集中できるようにしています。このような働きかけの結果、子どもたちは自分の気持ちを表情やしぐさ、言葉で素直に表現しています。観察時にも保育士に抱きついたり、甘えてひざの上に乗ったりする姿が見られました。
 遊びの場面での子どもたちは、落ち着いて絵を描いたり、ブロックで大きな作品を作ったり、友達とおしゃべりしながら人形遊びをしたりしています。晴れていれば毎日、園庭や公園で元気いっぱいに身体を動かし、鬼ごっこなどのゲーム性のある遊びを楽しんでいます。また、チューリップの球根を植えて、毎日芽が出ているかを確かめたり、ドングリや落ち葉で遊んだりと季節の自然とも親しんでいます。
 このように子どもたちは、保育士に優しく見守られ、自分を素直に表し、園生活を過ごしています。

 

 

【2】園が目指す子ども中心の保育の実践に向け、研修に力を入れています

 

 園が目指す子ども中心の保育を実践するために、園長は年度はじめの職員会議で保育理念や方針の徹底を図るとともに、具体的な年度の方針を明示し、職員が共有できるようにしています。月2回の職員会議やカリキュラム会議では、一人一人の子どもの様子について情報共有するとともに、自分たちの保育が方針に沿っているかを振り返っています。
 また、比較的経験の短い保育士が多いこともあり、研修に力を入れています。職員は、経験やスキルに合わせた市や区の研修に積極的に参加しています。また、園内研修にも力を入れ、体育、運動遊び、わらべ歌、リズム遊びなど保育士が交代で講師を務め、得意な分野を教え合っています。保育理論や子どもへの接し方、緊急時対応、食物アレルギーなどの研修も行い、スキルアップと職員間での意識の統一を図っています。園内研修は多くの保育士が出席できるよう2部制で行い、研修後にはアンケートを取り、講師を務めた保育士が振り返りを行えるようにしています。
 このように保育士は、目指す保育の実践に向け、自己研さんを重ねています。

 


【3】子育て支援「おはなし会」を開催するなど、地域との関係づくりに努めています

 

 園は、運動会の前後には周辺にあいさつ文を配布する、園長が自治会の夏祭りに参加する、近隣小学校のスクールゾーン協議会の保護者と駐車に関する話し合いをし、園の様子を見学してもらうなど、地域との友好関係を築くための取り組みに力を入れています。また、「園だより」約150部を園の周辺の住宅にポスティングしています。
地域への子育て支援としては、育児支援担当保育士をおき、隔月に「おはなし会」を実施しています。1歳児以上と0歳児の2部形式となっていて、地域のボランティアによる1歳児以上対象の「おはなし会」には園児や地域の横浜保育室の子どもたちも参加し、交流しています。0歳児向けは予約制とし、保育士が読み聞かせや手遊びなどを行い、ゆったりとした時間の中で落ち着いて相談にのれるようにしていて、キャンセル待ちが出るほど人気となっています。
また、園児たちは、散歩で地域住民とあいつや会話を交わすだけでなく、地域の高齢福祉施設のお年寄りや読み聞かせの男性ボランティアと世代間交流を楽しんだり、5歳児が地域の保育園との年長児交流や幼保小交流会で小学生と交流したりし、生活の輪を広げています。

 


●改善や工夫が望まれる点

 

保護者とのコミュニケーションを深めるためのさらなる工夫が期待されます

 

 朝夕の送迎時には、保育士が保護者とのコミュニケーションに努めるとともに、連絡帳や行事後のアンケートでも、保護者の要望や意見を聞いています。また、園だよりや懇談会、保育参加等を通し、園の取り組みが保護者に理解されるように努めています。
 ただし、保護者アンケートにおいて、園の取り組みが必ずしも保護者に理解されていないと思われる意見が見られます。説明内容について職員間であらかじめ打ち合わせをし齟齬がないようにする、保護者の意見をよく聞いて職員間で検討し園の方針を保護者が納得できるように説明するなど、保護者とのコミュニケーションを深めるためのさらなる工夫が期待されます。

 


●今後の取り組みが期待される点

 

職員の自主性を引き出すための取り組みが期待されます

 

 園長は方針を明示し、職員集団をリードしてきました。開園後3年を経て、職員は進む方向を共有しひたむきに保育にあたっています。
ただし、個々の保育士が自分の保育への思いを活発に話し合い、保育の現場で自主的に実践するまでには至っていません。今後園の運営をさらに良くするためには、園長が指示する形態から、保育士たちが自ら考えて実践する形態に変化させることが大切です。
職員の意見や提案を吸い上げるための仕組みを作り、保育士が主体的に責任をもって保育にあたれるような取り組みを工夫することで、職員の自主性が引き出され、保育士のやりがいや自信につながることが期待されます。

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