●にじいろ保育園戸塚

分野

(対象種別)

運営主体  所在地 使用評価項目

報告書作成日

保育 

(認可保育所)

(株)サクセス

アカデミー 

横浜市戸塚区  横浜市版 2016年9月6日
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公表用評価結果報告書【にじいろ保育園戸塚】.pdf
PDFファイル 1.8 MB

報告書より抜粋:総合評価

 
【施設の概要】

 

 にじいろ保育園戸塚はJR東海道線・横須賀線及び横浜市営地下鉄ブルーライン戸塚駅西口から歩いて5分ほどの利便性が良い所にあります。周囲には、オフィスビルや商店、マンションなどが並んでいます。
 にじいろ保育園戸塚は2008年(平成20年)4月に株式会社サクセスアカデミーにより設立されました。運営法人は保育園・学童クラブ・児童館の運営、病院・事業所・大学内の保育委託サービス、保育施設運営のコンサルティングサービス等を、首都圏を中心に幅広く展開しています。
 本園・分園ともマンションの一階にあり、街中にありながら静かな環境となっています。本園はウッドデッキで2棟がつながれていて、夏には水遊びやプール遊びに用いています。小さいながら砂場がある園庭があり、一角では子どもたちが季節の花や野菜を育てています。近くの分園は0・1歳児保育室となっていて、テラスもあります。
 定員は84人(0歳児~5歳児)、開園時間は平日は7時~20時、土曜日は7時~18時です。
 保育理念は「のびやかに育て だいちの芽」、保育方針は「みとめ愛・みつめ愛・ひびき愛(信頼・安定・共感)」、保育目標は「自然を愛し、心身ともに健やかな子ども」「自分で考え行動し、意欲と根気のある子ども」「『仲間』と関わり、人を思いやれる子ども」「自己を表現できる子ども」です。

 


●特長・優れている点

 

【1】保育士の働きかけのもと、子どもたちは元気に園生活を楽しんでいます。

 

 保育士は、子どもの話に耳を傾け子どもの様子を観察し、指導計画に反映させ保育にあたっています。また、子どもの思いや言動を十分に発揮できるよう、環境構成するとともに、それぞれの発達年齢にあわせ、子どもの興味をひきだし、発想、展開、創作へと繋がる活動や遊びを工夫しています。
 乳児は、保育室を小さく仕切って家庭的な雰囲気を作り、一人一人の子どもが落ち着いて活動に取り組めるようにしています。保育士は子どもに笑顔で語りかけ、子どもの気持ちを受け止めていて、子どもたちは一人で黙々と手作りおもちゃで遊んだり、友達と一緒にごっこ遊びをしたりし、園生活を過ごしています。
 幼児は、子どもの成長に合わせて保育士が工夫した遊びを、それぞれの個性に合わせて楽しんでいます。一人一人の反応は様々ですが、お互いの思いを保育士がつなげることで、友達との関わりの中で集団での活動となっています。また、プール遊びや散歩で身体を思いっきり動かしたり、ゲームで友達と協力することもできます。観察時にも氷や寒天を使った感触遊びを、それぞれの興味、関心に合わせて楽しみ、新しい遊び方を見つけたり、友達と発見を伝え合ったりしている姿を見ることが出来ました。

 


【2】職員は自己研鑽に励むとともに、職員間で連携し成果を保育の現場で活かしています

 

 保育士は、クラス会議や職員会議で常に自己の保育についての振り返りをし、より良い保育の実現に向け努力を重ねています。職員は、法人研修や横浜市や戸塚区などの外部研修に積極的に参加し、新しいスキルの習得に向け努めています。研修の成果は研修報告書や職員会議で職員間で共有しています。また、園内研修では、研修係を務める保育士2名が中心となって年度のテーマを決め、グループワークや発表を通して自己研鑽を重ねるとともに、園の課題の改善に向けて取り組んでいます。 
 また、安全面などについて保育士、主任、看護師、栄養士など職種を越えて職員間で連携し、課題の解決に向けて積極的に取り組んでいます。ヒヤリハット報告を分析して保育室ごとの危険箇所を生活の流れとともに表示する、今年度のプールの監視員の配置にあたって保育士の発案でシミュレーションを行い高い位置から監視することにした、年2回アナフィラキシーが起きたという設定で誤食訓練を実施するなど、安全面などでの様々な取り組みに連携の成果を見ることが出来ます。
 このように、職員の自己研鑽の成果は、様々な形で現場に活かされています。

 

 

【3】子どもを中心として、保護者との連携関係ができています

 

 園では、園の保育への保護者の理解を深め、保護者の意見・要望を把握するように努めています。園と保護者代表との話し合いの場である運営委員会では、クラスの意見をまとめてきた保護者代表から活発な意見や要望が出されていて、意見交換の場となっています。また、行事の後には必ず保護者アンケートを行って保護者の意見を聞き、次回の取り組みに反映するなど、保護者とのより良いコミュニケーションの構築に向けて取り組んでいます。このような園の姿勢は今回の保護者アンケートでの高い満足度でも見受けられます。 
 毎年度課題となっている運動会の開催場所について、保護者に情報提供を求めたところ、保護者から近隣の学校や法人などについての情報が多数寄せられていたり、読み聞かせや講習会など、保護者の勤務先からの情報が数多く寄せられているなど、子どものためにという思いを通し保護者と園の連携関係が築かれています。

 


●改善や工夫が望まれる点

 

叱り方などの子どもの人格尊重への取り組みをさらに深めることが期待されます

 

 保育士は、研修や職員会議で目指す保育について意識統一を図っています。園が目指す保育園の実現のために、人権を見直す必要があるとの考えから叱り方を園内研修でとりあげるなどの取り組みも行っています。  
 しかし、観察時にも、他の子どもが見ている前で大きな声で子どもを注意したり、子どもの年齢では理解が難しい表現で叱ったりなど、取り組みが必ずしも徹底されていないのではという場面も見受けられました。
 保育士自身の自己評価の中で、叱り方など子どもとの関わり方が課題としてあがっていることからみても、保育士の意識は高まっていると思われます。今後も取り組みを継続するとともに、お互いの保育の良い点を見合う機会を作る、お互いに注意し合える雰囲気作りを工夫するなど、子どもの人格尊重についての取り組みをさらに発展させ、保育士と子どもの関係性を深めることが期待されます。

 

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